オアフにおける投資物件のタイプ
オアフの不動産マーケットは、住宅用、商業用不動産とも、広範囲にわたり上昇基調にあります。一戸建て住宅の中央価格は最近70万ドルという過去最高値に達し、小売スペースのレントは、平均希望価格がスクエアフットあたり$3.69 まで上がっています。工業用スペースのレントもスクエアフットあたり$1.06 まで上昇し、空室スペースは2008年以来の最低水準です。オフィスマーケットは依然不安定ながら、郊外マーケットでは空室率が下がっており、島全体ではスクエアフットあたり$1.66 あたりを維持しています。集合アパートメント・マーケットも、 2014年以来販売件数が落ちている割には、好調です。価格の上昇につれ、レントも上がってきていますが、まだ上昇の余地があります。
このように良いニュースが多いのですが、不動産投資にはどんな選択肢があるのか、投資家として知りたいところです。住居用以外の物件がよければ、どのような物件を買うおつもりですか?
この質問にお答えするには、投資家としてその目標と資金力を知っている必要があります。あなたが投資家として十分の現金をお持ちであれば、商業物件に投資し、規模の大きい資産の値上り利用し、周辺設備を改善し、レントを値上げし、投資物件のリターンを改善できるでしょう。
規模の大きい機関投資家なら、モール、ホテル、有名アンカーテナントが入っている物件、あるいはAとか Bクラスのオフィスビルを狙うでしょう。しかし資産がそこまで大きくなくても、100万ドルないしそれ以上の現金があれば、集合住宅用アパートビルとか、少し小型の商業物件を検討しても良いでしょう。
集合住宅用アパートビル
ハワイの小型投資家として、集合住宅用アパートビルは、長期的に値上がりのある安定投資です。島全体を通じ、住宅レンタルの需要は強く、またこの種の物件を維持するのに必要な一般管理を理解するのもさほど難しくはありません。場所がよく、若い専門職にある人、オアフへの訪問客、医療関係専門職または学生など、様々な団塊が興味をもつアパートビルを探すべきでしょう。テナントのタイプによっては、パーキングの必要を考慮することも大切です。リモデルが必要か、物件の維持管理が必要か、適切に判断しなければなりません。見逃していたコンクリート、配管あるいは電気関係の修理など、維持費用の予算に含めておく必要があるかもしれません。最後に、その地域の、現在のレントとマーケットレントを検討し、向かう数年間に投資リターンを改善する余地があるかどうかを見極めるのも良いでしょう。通常、物件からの純益が大きければ大きいほど、物件の価値も上がると言うことです。
小型商業ビル
オアフの小型商業物件には、オフィスビル、小売あるいは工業物件が含まれるでしょう。これら物件の買主は普通、2つのカテゴリーに分かれます:オーナー・ユーザーと投資家です。オーナー・ユーザーの場合、投資家とビジネス・オーナーとしての目標は、ビジネスをする場所に物件を購入することで実現します。オーナー・ユーザーとして、自分の施設にビジネスを置き、レントコストを一定化し、同時に不動産の値上がりという利益があります。純粋の投資家だけであれば、普通は現金収支と値上がりだけを考えれば良いのです。一般的に、オアフの投資物件のキャップ・レート[投資利回り]は、立地と物件の質にもよりますが、4〜6%の間です。
いずれの場合でも、商業物件と住宅との違いは、資金手当にあります。商業物件の資金手当においては、ローンは、個人投資家としてのあなたの能力よりも、むしろ物件が生み出す収益がベースとなります。そのために、金融機関の基準を満たすために、より大きな頭金が必要になるかもしれません。
具体的な物件のタイプあるいは物件そのものについてお知りになりたい場合は、どうぞご連絡ください。
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